サーバーやネットワークを利用していくときにはシステム運用を行うエンジニアが求められます。
サーバーを構築してネットワークを組んだだけではいつまでも安心して利用できるわけではありません。
多くのユーザーがアクセスしているとネットワーク障害が起こったり、サーバーがダウンしたりすることもあります。
このような障害発生の対策をするのがシステム運用の業務の役割として重要なものです。
障害を復旧するのも業務ですが未然に防ぐのが最も重視されます。
その業務と表裏一体になっているのがサーバーやネットワークの負荷を減らして安定した利用をできるように調整をすることです。
そのために常時監視をして状況を分析することも求められるのが一般的です。

障害対策のための監視を代表とするシステム運用業務は自動化が進められています。
ただ、自動化で対応できる部分とエンジニアが考えてやらなければならない部分が両方ともあります。
うまく業務の分離ができている現場では、エンジニアによるシステム運用の役割はユーザーの快適さを追求することです。
業務上、どのようなタイミングでどんなアクションが多く発生するかを事前に知ることができます。
それに合わせてトラフィックの調整を行い、サーバーの負荷軽減をするのは人が柔軟に対応しなければ難しいことです。
このようにして快適なネットワークとサーバーの環境を作り上げていくことが、システム運用を担当するエンジニアの主な役割です。